Cancer Survivor

血液癌(マントル細胞リンパ腫)になった男の闘病や日常、趣味などを綴っています。

PET/CT検査 やってきました

8月に末梢血幹細胞自家移植のための1ヵ月入院に際して、感染リスクや潜在病症を事前に検知するために口腔外科、眼科、耳鼻咽喉科の診察とPET/CT検査、MRI検査を予定していますが、昨日はPET/CT検査と眼科診察をやってきました。

PET/CT検査

場所:日本医科大学 検診医療センター(病院とは別館 徒歩3分です)



がん健診は安心への第一歩 日本医科大学健診医療センター

2月からの毎月の外来化学療法を6回行っていますが、入院前のチェックです。

 

特に薬の影響や痛みなどないためこれから受ける人は安心してもらえればと思いますが、時間がトータルで3-4時間要するため、その点念頭に入れてもらえればと思います。

 

PET/CT検査とは

PET検査とは 日本医科大学健診医療センター

PET(Positron Emission Tomography)検査は、治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療中の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査です。


CT(Computed Tomography)検査は、治療前にがんの有無や広がり、他の臓器への転移がないかを調べたり、治療の効果を判定したり、治療後の再発がないかを確認するなど、さまざまな目的で行われる精密検査です。

CT画像とPET画像の組合せで早期発見

体の周囲からX線をあてて、体の中の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。断面にする画像の厚みの設定は、撮影する部位や検査の目的に応じて適切に決められています。検査の目的によっては、造影剤を使用する場合があります。今回私の場合造影剤は使用しませんでした。

 

私の場合昨年にこの検査を実施して、"マントル細胞リンパ腫(MCL)"がステージ3(上半身と下半身に1ヵ所づつ)が判明されました。(上半身:鼻口腔奥、下半身:右足付け根)

 

検査方法

PET検査は、FDG(放射性フッ素を付加したブドウ糖)を使って行います。

体重を測定して体重に見合ったごく少量の放射性物質を注射、それによりCT検査時に多くの悪性細胞を視覚的に早期発見できる、というかなり画期的な技術です。

 

CT検査自体は20分程度、手や身体が動かないように、呼吸も整えながら寝ている間に終わっていますw

 

安全性

放射性物質を注射、するため安全性が気になるところですが放射線障害を心配するレベルではありません。体内に注射された時点から対外に放出、半減期は「110分」とのことなので約2時間は放射線管理区域内(検査室)で過ごすことになります。

 

PET検査は全身を高精度に検査する安全なシステム

重度の糖尿病、妊産婦、授乳中の女性は原則として利用できないとのこと。

検査後も1時間程度は乳幼児との接触は避けましょう、とのことです。

 

造影剤と違って身体中が熱くなったりムカムカしたり、ということも特になかったです。

 

検査の流れ 合計3.5h程度

PET検査の流れ PET検査とは 健診医療センター

  • 受付
  • 私物をロッカーへ。ベルトや腕時計、アクセなど金属類、スマホ持込NG。
  • 問診 20分程度
  • 休憩室へ 呼ばれるまで安静
  • FDG(放射性物質ブドウ糖)注射と採血 10分程度
  • 休憩室で安静 1時間程度
  • PET/CT検査 20分程度
  • 回復室で安静 40分程度
  • 終わり 会計

検査前の食事制限など

当日は水以外の糖類摂取はNG。したがって検査が終わるまでは水かお茶だけで過ごします。今回11:30受付、終わったのが14:00だったので朝から何も食べてなくてちょっとふらつきましたw

前日の食事制限は特にありません。

 

費用

私の場合自己負担3割ですが、28,000円、でした。

 

サービス

途中と終わりの安静時には水かお茶ボトルが無料でいただけました。

会計後にはこの日まだ食事を口にしていませんでしたが、ちょっとしたサンドイッチとジュースがもらえましたので、待合室で早速食べました。